よく「日本人はマナーが良い」と言われるけど当然マナーの悪い日本人もいるし、一方で中国人のマナーの悪さは世界的に有名らしい(最近国をあげて向上に取り組んで少しは良くなってる)けどマナーの良い中国人もいるわけで。
国民全体の平均点っぽいもので考えたら、中韓よりも日本人が高いと思う。でもどっちも人によりけりだもんな。
たぶんどこの国でも、外国人の行動には厳しくて自分たちの行動には甘いという傾向があるんじゃないかな。そこには相手国へのマイナスイメージやら、偏見やら、文化の違い(常識の違い)も含まれてると思う。あと、日本人のマナーは外国で高く評価されていて、たぶん本当に平均点は高いんだろうけど、高評価されてることへの「驕り」も日本人にはあると思う。
非常識なことして迷惑をかける奴って、相手のこと考えない自己中な奴じゃん。自分の行動を客観的に見たり反省したりできない人だと思う。中韓の人が迷惑をかけたら騒ぎ立てて、日本人が迷惑をかけたら言い訳するような人は、むしろ自己中で反省しないタイプ、迷惑をかける日本人なんじゃないかな。
あと、個人的に感じてることは、日本にとって韓国はまだあまり怖くないけど中国は怖いと思う。もちろん中国のほうが国力が強いというのもあるけど、それだけじゃない。
韓国は、日本の過去の行為というフィルターを通して日本を見る傾向があるから、不当に日本を貶めるんだよね。ところが、同じように日本の過去を責めている中国は、日本のほうが優れている部分は比較的素直に優れていると認める。そういう国は伸びしろがある。
日本がここまでの国になったのも、欧米の優れた点を素直に評価して受け入れたからだと思う。それで欧米崇拝みたいになって日本を卑下する弊害もあるけど、学ぶべきところを学んできた謙虚さが、日本をここまでの国にしたと思う。
中国は日本の良い所は良いと認めるから怖い。韓国は日本を貶すから怖くない。で、日本はどうかというと、欧米に対しては素直だけど、アジアではナンバーワンという意識が強い。GDPとか軍事力では中国の強さを認めるけど、「日本のほうが質が高い」という意識がある。
中国が、国土の広さや資源の多さ、国民の数にものを言わせた物量の国から、急速に質も高めていることを日本人は知ってるはずなのに、その現実を認めたくなくて日本礼賛をやってるように感じる。謙虚さを失えばもう伸びなくなる。明治以降、日本はアジアの先頭だったけど、その優越感に浸って現実逃避してないかと不安に思う。
欧米人も、白人至上主義から脱することができなくて、アジアをバカにする部分がある。早くから技術を発展させた日本のことは認めるようになったけど、中国のことはずっと侮ってきたと思うんだよ。その中国が強くなっても、やっぱり「しょせん低品質の物量作戦」という侮りが抜けなかった。気づいたら、最新の通信技術である5Gなんかで、欧米は品質でファーウェイに太刀打ちできなくなっていた。
中国が、不当に情報を盗んでいるかどうかという次元ではなくて、すでに技術的、質的に欧米を追い抜いてしまったから、今になって慌ててファーウェイ排除をしてるんだよね。でも優れたものを叩き潰すのは並大抵の努力ではできない。通信や情報を独占支配してきたアメリカが、今になって、中国を侮ってきたことを後悔して大慌てしてる。
自国を卑下する必要はないけど、他国を侮っていたら、いつか負ける。
日本の国益上、アメリカ中心の世界が今後も続いてくれなければ困るから、中国は「出る杭を打つ」必要がある。けど今後は、欧米も日本も相手を侮らないことを学習すべきだ。韓国だって、総合力は日本のほうがまだ上とはいえ、部分的には追い抜かれたし。韓国は過去のフィルターで日本を見るから怖くないと言ったけど、日本のほうが思いっきり韓国を侮ってるのが怖いところだ。