一人称は「私」だけど男です。
学生時代までは「僕」とか「俺」だったし、社会人になっても昔はネット上では「僕」だったけど、歳を食ってくると他人に向かっては「私」が定着してしまいました。
ナチュラルが高校生だったあたりまでは受験勉強のアドバイスもしてたけど、実はその頃から私の知識や経験が古すぎるし最近の入試の内容に適してるかどうか自信がなくなってきてたんですよ…。
だから、老兵は去るのみということで、その道はじぇいそんに任せておくのが正しいのかなと。
それでも、ということで私の経験談をすると…。
私は国語のうち現代文は何も勉強してません。常識と勘で支障なく取れてたので。逆に何をどう勉強したら更なるアップができるのか分からなかったので。
古文は苦手だったけど、550語くらいの単語集を暗記して、助動詞や助詞の意味も暗記しました。助動詞の活用は特に暗記という作業はしてなくて、文章を読んでるうちに自然とわかるようになりました。ただ、古文で最後まで苦戦したのが、文章が難解だと主語が途中で分からなくなってしまうことでした。
漢文は覚えることが少なくて済むのでお得です。返り点のたぐいはパターンがあるし、あとは特有の言い回しをいくつか覚えておけば。その代わり漢文はおおむね配点が低いから、労も少ないけど報われ方も少ないですね。でも入試は1点勝負なので、努力が確実に点数に結びつく漢文は落とせないです。
私は世界史選択でした。当時はAとかBとか分かれてなくて「世界史」で一科目。これは400ページ少々の文章で書かれた解説書(図にまとめたりせずにすべて文章)を、章や節ごとに声に出してひたすら何回も読んで(最終的に26回読んだ)、400ページの内容を徹底的に記憶。世界史は前後のつながりや世界で相互に「面」で影響し合うので、暗記だけでなく理解することが大事です。足りない分は山川の「世界史小辞典」で補いました。世界史は一番の得意科目で、それだけなら日本全国どこの大学入試でもいける自信がありました。
英語は2000語ていどの単語集を2冊暗記。2冊だからってもちろん4000語にはならずに大半は重複してるんだけど、重複してるからこそ著者よって訳語が微妙に違っていて、両方覚えることで単語のニュアンスが掴めるようになります。プラス熟語集を1冊。文法は基本的な形は高1レベルでほぼ出尽くして、あとはそれが複雑化したパターンだから、長文を読むことでした。どんなに単語集や熟語集を覚えても長文の中には知らない単語が必ず混じるので、それが分からなくても大意が把握できるように。
私は最初から私大文系狙いだったので理数は全くやってません。そのぶん文系科目は徹底的にやれたので有利でした。
どの科目にも言えることですが、暗記で終わらないことです。最初は暗記から始まるけど、古文単語にしても英単語にしても歴史にしても、自分の中でそのイメージを抽象化することで応用力がつきます。英単語でも、暗記したどの訳語も「なんか違う」という場面があります。そんな時、単語を抽象的にイメージできるようになっていると、その文章に適した訳語を自分で作れるようになります。
私が古文が苦手だった理由は、単語の意味を丸暗記しかできず、抽象的なイメージにもっていくことに至らずに、訳語を直接あてはめることしかできなかったからだと思います。