>>812
尊厳死すらうまくいっていないので、安楽死を導入したとしても、ほとんど実施されないでしょう
安楽死導入で医療費節約につながることも多分ない
なぜなら昨今の医療費増大の最大の要因は死にかけの終末期患者ではなく、生活習慣病の中高年と医療の高度化の2本柱
終末期患者が余命が多少減ったところで大した抑制にはならんのです
尊厳死も安楽死も本人の意志確認というフェーズを抜きに進めないが、いざ必要な時には意志決定できるほどの認知能力がない場合がほとんど
その場合は家族による推定意志になるんだけど、実質的には推定意志というより家族の希望に近い形となってしまう(家族は延命を望む)
大多数の人は自宅での安らかな死を望んでいるはずなのに、実際は病院死は約8割を占めているというこの現実ね・・・
日本では死を縁起が悪い忌避すべきものという考えが根強いから、なかなか生前に死について語られない
自殺に関しても絶対悪のように捉えられる(そればかりが損得勘定が脳髄まで行き渡りすぎて、死後の損害賠償云々なんていうみみっちい話ばかりが躍り出る)
死という概念に対する認識が変わらない限り、尊厳死も安楽死も制度の藻屑と化してしまうでしょう