>>212
単純化したほうが分かりやすいし、敵も作りやすく、仲間も作りやすいですからね
しかも厄介なのは、そういう連中に限って、自分たちこそが世の中を俯瞰していて、世界の真理を知っているという態度を取りがち
分からないものに対する耐性が無いんだと思います
理解できる形に変えてしまわないと不安になる
だから、なんでもかんでも分かりやすさ重視になってしまう
本屋に行ったらバカでも分かるタイトルの本ばかりがトップに並んでますからね
自分には理解できないものとどう向き合っていくのか(例えば他人なんてその大きな例ですね)
その向き合い方のヒントをくれるのは哲学や思想などの人文科学なのだと思います(最近は理系に押されて軽視されがちですが)
文系学問が政治や経済や法律を語るためのツールになってしまっているのが非常に残念
大多数の自己啓発本がなぜ効果がないのかっていうと、著者自身が理解できるはずがないものを理解できる形にしちゃってるんですよね
だから読んだ瞬間はなんか世界が開けたような感じを受けても実際は全然何も変わらんわけです
童謡を読んでいるほうがよっぽどためになる