そうでない人には本当に頭がおかしいと思われるかもしれないけど、本当に僕らは同類を嗅ぎ分けることができる。要するに、社会学で言うところの逸脱だ。逸脱したものは逸脱したものを簡単に見つけられる。この世界の何もかもがどうでもよいという態度、諦念の滲んだ目、差し障りのない口調が、それらのすべてが、僕らにそれを伝えるのだ。