一回読んだものだって時が経てば全く違う顔が見えてくるから、何度だって読み直したくて仕方がないしそうでなくともその中の一節を思い出せばふとまた会いに行きたくなるものであってだけどいま刻一刻と作られているエンターテインメントがそれらに劣るか(今生きている私にとって)といえば、それは決してそうではない遺らないかもしれないけど、遺るものだけが素晴らしいわけじゃない今消えてしまう一つの風景でも、それを目にした人の一生の一助になることは往々にしてあると思う