くらげ

884ナチュラル
2018-12-17 14:41:20
ID:NzBkMWRh

ニーチェの永劫回帰をご存知でしょうか?

この世は始まりから終わりまでの1通りを無限にループしていて、あなたの人生は無限のうちのx回目だという理論です。これが提唱されたのは18世紀だったんですが、いくら幕末時代とはいえ、科学界が急激に成長し始めた時代にしては、なんともまぁぶっ飛んだ話ですよね。しかし、彼は何も本気でこの理論を唱えていたわけじゃありません。むしろ彼は誇大な妄想とさえ言った。

では彼は一体何がしたかったのか。それを知るためには当時の時代背景を知らなければなりません。

宗教とは元々、明日食べるパンがあるかどうかという時の唯一の拠り所が宗教でした。例え今は苦しくても、良い行いをすれば神のご加護によって救われる。元は道徳を肯定するいいものだったんです。しかし、この世には宗教の権力者にのし上がり、この世界を我がままにせんとする不届き者もいました。魂は善行ではなく、お金の寄付によって救われる。この街のどこかに悪しき魔女が潜んでいる。彼らは自分たちの都合の良いように、勝手に宗教のルールを書き換えてしまいました。そんな中、ついに民衆の怒りが爆発します。彼らは立ち上がり、手を取り合い、幾多の犠牲と引き替えに自由を勝ち取りました。

もう彼らの言いなりにはならない!
自分たちの生き方は自分で決めるんだ!

こうして宗教の時代は終わりを迎え、時代は論理と学によって真理を追求せんとする合理主義の時代は幕を開けました。

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