どうして私がそんな考えになったかというと
「生きる価値」なんてことを考えてると、どうしても「誰かの役に立つ人が価値のある人間」という考え方にたどり着いていく。
でも、「生きる価値のない人間」の役に立ったら、それが自分の生きる価値になるのか?って考えると、価値のない人の役に立っても価値はないことになる。価値のある人の役に立ってこそ価値が生まれる。
じゃあその「価値のある人」の価値はどこから生まれるのか?これも誰かの役に立つから?でも価値のない人の役に立っても価値が生まれないことは変わらない。価値のある人の役に立ってこそ、その人の価値が生まれる。じゃあその「価値のある人」の価値って何?
…って無限に問いかけてると、結局、価値の源泉なんてどこにもなくて、「すべての人間が無価値」という答えにたどり着いたわけ。でもその結論はおかしくないか…すべての人間が無価値なら、なんかアニメのおかしな悪役みたいに人類全部滅びてしまえ的な方向に行っちゃうじゃん…。
結局、誰か1人にでも生きる価値があるとしたら、その価値は生きてること自体にしか源泉はなくて、そうだとしたら人間すべてに生きてる価値がある、ということになったわけです。