「再認できる事象は実在する(なんども確認できる物事は、観測者の心の状態には影響されず、観測という行為から独立して状態を維持する能力を有する)」と仮定すると
正常な人が「柴犬をなんども見たことがあるので、柴犬は実在する」というときと
認知能力のおかしい人が「妖精をなんども見たことがあるので、妖精は実在する」というとき、
両者の論理的な道筋に違いはない、というのが実在論の危うさであり、面白さでもあると思う
先天的に脳の疾患を持つ人やヒッピー的な生活を送っている人がスピ系にはまりやすいのは、前掲の仮定があたかも自明のこととされているからだとも