私が美術を挫折した理由は自分の絵を描くという行為の根本にある考えがあまりにも周りと違いすぎるからなんですよね。
周りは、一位を目指したい、プロになりたい?美術を仕事にしたい、そんな強い意志のもと絵を描いてるんです。
ただ、私は全く違う。
私は人から評価されたいから絵を描いているんじゃなくて、完全自己満足で絵を描いてるんです。それに気づいた時、美術というもの自体好きなのかっていう疑問が出てくるわけなんですよね。
結論から言うと、絵を描くのは好きだけど、美術は好きじゃないんですよ。
昔は好きだったんですけど。
私の中で 絵を描く≠美術 なんです。
美しさの術と描いて「美術」
それに私の絵や考えはそぐわなかったんです。
昔は好きだったはずの「美術」にこんなに苦しめられるなんて思わなかった。
好きなことが嫌いになるのがこんなにも怖いことだとも分からなかった。