名医はたぶん、複数の検査データを見て、それをもとに、データ化されていない患者の身体の見えない状況を的確に推測することができる。そして、薬の作用機序に照らして、この薬が適当だという判断をする。
やるべきことがたくさんあったら、どこを標的にすれば最も効果的なのかを考え、優先順位を決める。それで、マニュアルには書かれていない「個別ケースに応じた治療法」ができる。
今の日本では、たとえそれが正しくても「マニュアルと違うことをした」というだけで重大インシデントにされてしまうからなあ。名医をつぶしていくよ。