そりゃね、若い人の言い分を聞いててイラッとすることはあるんだよ。
いや理屈はそれで正しいんだけどさ、現実的に無理なんだよ、って感じのがね。
その通りにしたら別のこういう問題が起きてこじれるから出来ないんだけどみたいな。
でも若いとその「現実」を見てないから理屈でしか思考できないし、理屈で正しければそうするべき!って考えるのも仕方のないことだろう。
何よりそういう人は少なくとも真面目ではあるから。
それと昔、同じ課にこういう新人がいた。
係長A「新人Bさん、あなたの書いてくれたこの書類だけど、このあたりの書き方を間違ってるからこんな感じで直してくれる?」
新人B「いいえ、これはこれで良いんです」
係長A「え、いや、さ…。ここはこんなふうにするのが決まりだから…ここのところを…」
新人B「私の書き方が気に入らなければ、係長が自分でやって下さい」
↑↑え~~~~こんな奴いるんだ、と驚きました。
ある日、Bさんが電話でクレームを言ってきた客を怒鳴ってたんだよね。内容的にはクレームのほうが理不尽だからムカつくのはわかる。私はすぐそばで聞いてたんで。
私「Bさん、理不尽な内容で腹が立つのはわかるけど、相手と喧嘩するんじゃなくてまず相手の言う内容を聞いてから怒鳴らないで普通の口調で説明したほうがいいと思うよ」
新人B「南雲さんは新人への教え方が悪いです。まず自分の教え方を反省してからモノを言ってください」
私「…。まあ私もぜんぜん立派じゃないけどさ~私の意見として聞いといてよ(ダメだこりゃ)」
ってこともあったし。
でもこの新人Bさんも5年後にはかなり常識的な人に成長した。
正直、こんな人でも常識人になるんだ…成長ってすげぇ…と思ったよ。
ようは新人は伸びしろがあるから長い目で見ましょうってこと。