日本からのワクチン援助124万回分が台湾に到着。
台湾はドイツからのワクチン調達を進めていたが、中国の圧力で調達不能に。日本は安倍前総理を通じてワクチンの援助について協議を進め、6月4日に124万回分を日航機で送った。中国は強く反発している。
ところで、1989年6月4日は天安門事件の日であり、同じ日付にぶつけたことや、送った飛行機がJL809便(89年をさす)というのが、中国を批判する意味を込めたものじゃないかと言われている。
台湾のテレビ局はこのJAL機の到着をLIVE放送したらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=LcFg03Ralr8
このワクチンが、日本では使用を見送っているアストラゼネカ製というのが一部で「日本は自国民への接種を見送ったものを台湾に押しつけている」と批判されているが、台湾では現にアストラゼネカ製のワクチン接種がされていて、1回目の接種を終えた人もいるらしいので、少なくともその人は2回目は同じワクチンが適当。
日本人は台湾に好意を持っている人が多いし、台湾人も日本に好意のある人が多いので、こういう時に連携を深めるのは良いことだ。
日本人が台湾に好意がある理由はたぶん、李登輝総統など台湾のほうに親日的な人が多いこと、東日本大震災の義援金など市民レベルでの行動に好感がもてることの他に、中国に対抗するうえで民主主義の台湾と協調路線をとりたいこと、本来は味方であるべきはずの韓国の反日ぶりに辟易している反動、などがあるんだろうな。