ビデオ判定以外にも、テレビ局がいろんな角度からたくさん録画しているはずだから、まずそれを検証してみないとどちらが正しいか分からない。
そのうえで韓国の主張が正しかったなら、誤審だしビデオ判定でも覆らなかったのは問題がある。
ただ、
>それ以外にも「該当の主審が際どい判定を繰り返していた」という。
「それ以外」の判定というのはどうだろう?
際どいと言ってるのだから韓国側も誤審だと自信を持って言ってないし、ビデオ判定を要求しなかったプレイは認めたことになる。
審判も人間だから見間違いはある。だからビデオ判定を導入している。誤審のすべてが差別じゃない。
審判は心理的に、微妙なプレイに関しては、だいたい「負けているほうに有利な判定」をする傾向にあるんだよね。この場合は韓国が勝っていたからついついケニア寄りの判定をしてしまった、ということは有り得る。
もちろん審判はそんな気持ちを超えて公平な判定をしなければならないんだけど、一瞬の出来事で迷うことってけっこう多い。迷った時に一瞬で判定を決めるさい、いろんな心理が働く。
スポーツの国際大会では、A国vsB国の試合の審判には、A国とB国以外の人を選ぶことになっている。自分の国に有利な判定を避けるためでもあり、逆に、「自分の国に有利な判定をしてはいけない」という気持ちから自国に不利な判定をしちゃう審判もいる。
私もちょっとした公式の大会で野球の塁審をやったことがあるけど、自分側のチームに不利な判定をしたことがある。あとから誤審だー誤審だー言われたから誤審だったんだろうけど、正直微妙でどっちか分からなかった。
しかも牽制球の判定だったから、「自分側を有利に判定しちゃいけない」という気持ちと、「牽制球でアウトを取るのは自信のある時で、分からなかった時はセーフを取る方が穏当」という気持ちで、セーフを出した。タッチと、足がベースに触れたのと、どっちが先だったか…でもやっぱり牽制球でアウトを取るって、自信がないとできないんだよ。
明らかにエコヒイキなことで有名なのは、サッカーで「中東の笛」と呼ばれるものがある。中東の審判は中東のチームをめちゃくちゃひいきする。ワールドカップのような大舞台でも。
そのバレーボールの日本人審判がどういう状況で判定してたのか分からないが、まずは本当に不公平だったのかどうかと、そうだとするならなぜそうなったのか…。審判という立場からすると、韓国が嫌いだからケニアに肩入れしたというより、負けてるほうに有利な判定をしたくなる審判心理のほうだと思う。
ビデオ判定以外の場面では、そのときビデオ判定を要求しなかったのに、あとから「あの判定はおかしかった」と文句を言うのは逆にアンフェアだと思う。