南雲7 平成から令和へ

345南雲@お人好し
2020-01-04 15:35:31
ID:PBfamily

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000007-asahi-int

これが本当だとすれば、世界レベルで「法治」が壊れつつある。

自由主義、民主主義国家である日本の「法律」に日本国内で違反することは、国籍がどこであっても許されないことだが、司法システムに欠陥があるから国外逃亡が正しいという世論は法治主義を完全否定してる。逆にフランスの司法システムが完全無欠かといえばそうではないはず。

民主国家の「法」は、民主的な方法で選ばれた国会議員が作ったものだから、民主主義の根幹をなす。どんなシステムでも完全無欠はないから、欠陥があることをもってして違法行為が支持されるなら、それはフランスの世論が民主主義を否定したことになる。

「法律が悪いから、法律が間違っている(自分の主義主張に合わない)から、守らなくてよい」

これは日本にも蔓延しつつある困った現象だ。法律は国民の自由を制限もするが、それによって、弱者である一般国民を保護してもいる。民主国家の法は、専制国家の法と違って、国民のためにあるし、自由民主主義を守るためにある。
おかしい法律、納得できない法律なんてなんぼでもあるだろうが、破った人間が英雄になるようなら、それは民主主義を捨てることで、結果としては「超法規的な権力」を生む。

フランス革命以降、苦難の道を歩んで今の共和国を作り上げたフランス人がこれでは、21世紀は民主主義や法治主義が死にそうだなあ。

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