日本で大規模暴動が起きるって言うのも、じぇいそんの言うところの脳内シミュレーションじゃないの。
私の「住民投票が拡散されると参政権問題につながる」が脳内シミュレーションなら、じぇいそんの「生ぬるいデモじゃなくて本物の暴動がいつかは起きますよ」も脳内シミュレーションじゃないですか。
だから「それはあなたの感想でしょ」的な論はブーメランになるんですよ。そう言う人の主張も同類だから。私は脳内シミュレーションに説得力がないとは思わない。
こういった外国人の権利を拡大するのは今、世界的な流れだから、日本のみが別世界に居ることはできない。そういう意味ではじぇいそんの言ってることも現実を乖離した単なる脳内シミュレーションや感想とかではなく、現実に起こりうる危機を評価してるものなんだよね。
ただ、欧米でも移民問題が深刻化しているから、揺り戻しの動きもある。日本を批判する欧米自身が、外国人に与える権利に対して国内的な反発が起きている状況なので、日本に外圧をかけることが彼ら自身の政権へのブーメランになりかねない。各国の国内情勢なんて移ろいやすいものなのに、諸国がこぞって日本に外国人参政権の外圧をかけ続けて日本が耐えられなくなるというほうが、目の前にある現在の情勢を過大評価しているよ。
相撲にたとえると横綱(激しい外圧)に押し出される危険よりも、その横綱はケガしてる(国内事情が揺らぐ)のだから、横綱の押し出しを恐れて自分から土俵際に逃げる(住民投票を広げる)ほうがよっぽど危険だってこと。自分から土俵際に逃げたら今は横綱の圧は受けないけどあと一押しで終わってしまう。自殺行為だよ。
暴動は必然じゃないし、動向を見ながらガス抜きもできる。少なくとも、日本ですぐに大規模暴動が起きる状況でもない。日本ほど「暴動のない国」は世界的にも稀有なのに軍隊でなければ抑えられない大規模暴動の心配をすることこそ早すぎる。じぇいそんも「いつかは起きる」と言ってるじゃないの。その「いつか」のために先手を打って後退戦略をとるのは非合理的。
というか、私の言う「住民投票が参政権につながっていく」よりも、「中国みたいに軍隊でないと抑えられない外国人の大規模暴動が起きてなし崩しに街が乗っ取られる」のほうがよっぽど飛躍してますよね。
いったん与えた権利を後から取り上げるのは不可能、もしくは不可能に近い至難の業。それこそ暴動の直接的な引き金になる。それだけに後戻りができないことを進めるのは慎重でなければならない。ひょっとしたらそのうち暴動が起きるかも知れないよというだけで、後戻りできない危機を選択するのは政治として全くの愚策です。
話が逆ですよ。
多くの有権者は目の前の生活で手一杯だからこそ、20年後、50年後の長期的な展望を持つことこそ国政の本当の役割。それを「上から目線」みたいなレッテルを貼って批判するけど、危機の警鐘を鳴らす人をそうやって潰していって何になるんでしょうかね。「上から目線」(←自分だけわかってるつもりの傲慢な奴)「刺さらない」(←言っても誰も聞かないよ)、みたいな今流行りのネガティブイメージを貼り付けても何も建設的な議論はできないよ。
山本太郎なんてまさに庶民目線で刺さることを言う人だよね。日常感覚の権化みたいじゃないっすか。そういう人が居てもいいけどそんな人ばかりなったら困る。
私は大勢の人を煽動する才能なんて無いから刺さることは言えないし、そんな私が何を主張しようと現実の政治は変わらない。でもね、政治が日常しか見なくなったら終わりじゃないの。「天下国家を語る」とか「国家百年の計」みたいに仰々しい大看板なんか要らないけど、未来を見通すのが政治の役割だし、それに向けた自分なりの意見を言ってるんです。