1:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 14:20:25

 _小説スレを閉鎖します_

 スレコメント、OK

2:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 14:26:44




 カメラのフラッシュ音が、まわりを
 照らす。

 それに合わせて、ポーズをころころ
 変えていく。

 「 おつかれさま 」

 ひんやりと冷たいジュースをほほに
 ぴったりとくっつけられた。

 「 つめたっ!! 」

 上を見上げると、私と同じモデルを
 やっている羽羅。

 「 どう、頭が冴えてきたでしょ 」

3:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 14:30:51




 ニタリ、と悪巧みを笑みを見せた。

 ムッ、とした私は、同じように羽羅に
 ジュースをくっつける。

 「 つめたぁ~!! 」

 キッと、羽羅は私を睨み付けた。
 何で、羽羅も私にやったくせに。

 「 はぁ 」

 ため息を1つ、私はついてみせた。

4:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 14:38:10




 「 何をしてるの、次は表紙撮影
   だよ 」

 私たちの小さな争いに気付いた、
 マネージャーさん。
 どこから見ても呆れているように
 しか見えないんだが。

 「「 はぁい 」」

 羽羅と、声がハモッてしまう。
 そしてまた、キッと睨み合う。

 「 もう、始めるよ!! 」

 マネージャーさんたちが、カメラの
 まわりに集まる。

 それと同時に、私たちの空気は
 ガラリと変わってく。

 下の唇に人差し指をあて、ポーズ。

 遠くを見るように、片手をくの字に
 するポーズ。

 舌を少し出して、首を傾けるポーズ。

 最後に、二人で抱き合うポーズ...

5:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 15:19:27




 「 今日はここで終わり!! 」

 マネージャーの挨拶で、私たちは
 退散した。

 「 売り上げ、上がるといいね 」
 「 うん 」

 二人が勤める雑誌、[ベリーズ]。
 売り上げは年間に100万さつ!!

 そんな大人気な雑誌にもライバルが
 いるんだ。

 それは、[トゥエルブ]。
 セクシーで、大人な服が載っている。

 その雑誌を勤めるモデルも、結構な
 美人で。

 私たちみたいな小学生雑誌とは大きく
 違うんだ。

6:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 15:33:33



 「 でもさ、うちらが卒業したら
   トゥエルブのモデルに… 」

 最初から、そう決まっているんだ。

 マネージャーに呼び出され、そう
 話された。

 『 あなたたちは結構な人気だから
   ぜひトゥエルブの専属モデルに
   なってほしいの 』

 もちろん、決まっていたことだから
 いやでも断れないんだ。

 トゥエルブ、私たちみたいな子供が
 撮影に協力していいのだろうか。

7:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 15:40:27




 その次の日、トゥエルブ会社の
 見学に行ってきた。

 みんなが纏う衣装が豪華すぎて、
 目が眩みそう。

 「 うわ、バナチがあるよ!?」
 「 マジで 」

 ひらひらと舞う、蝶のようなレース。

 そのレースは、腕のところが透けて
 見えていて。

 「 露出しまくり 」

 いやだな、という気持ちが半分と。
 なりたい、という気持ちが半分で。

8:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 15:45:11




 私たちは、ベンチに座りながら
 考えていた。

 「 あ、ベリーズだ 」

 トントン、と肩をたたかれる。

 上を見上げると、なんと専属モデルの
 上宮 鈴音さんだった。

 「 ベリーズ、盛り上がってる? 」
 「 え 」

 なんで、そんなことを私に聞くのか。
 ましてやベリーズモデルにもなった
 こともない人が。

 「 昔、ベリーズモデルだったの 」

9:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:16:30




 「 え 」

 驚くばかりで、私は一瞬だけ
 思考回路が停止する。

 「 こんなことをいうのは何だけど、
   人気だったんだよね 」

 一緒だ、私たちもそう言われて
 トゥエルブモデルになれと...

 「 あなたたちも、そうよね 」

10:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:20:29




 どうして、知っているの。

 鈴音さんの笑みには、もう力が
 なかった。

 いやいやならされたんだと、私は
 辛くなった。

 「 でも、楽しいんだけどね 」

 …なんで、うそをつくの。
 いやとわめけばいいじゃない...

 「 監督が決めたことだし 」

 惨めな私は、何も言えなくなった。

 軽い言葉も言えない、同情もできない。

11:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:26:34




 「 でもね、楽しいよっ!! 」

 鈴音さんの声が、高くなる。
 花が開くような笑みをして。

 「 トゥエルブモデルになって
   良かったと思ってる 」

 …楽しいよ、良かった、いつか私も
 そう思える日が来るのかな。

 ベリーズモデル、卒業まであと
 1年です。

12:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:28:42



 どうでしたか、第一章は面白かった
 ですか?

 感想、アドバイスなどは[ 翼 ⇔ 羽 ]
 というスレで聞かせてください。

 次は、銀灯ちゃんが登場します.*+☆

13:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:36:16

[ 番外編 ] 銀灯ちゃんの物語

 「 はぁ~、やっぱりベリーズは
   可愛いなぁ♪ 」

 私、銀灯。ベリーズのファンなの。

 よく学校ではギャグとか殴り合い
 とかやってます。

 でも、モデルになりたいから最近は
 やってません!!

 え、なんのモデルになりたいかって。

 それはもちろん、ベリーズでしょ。

14:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:42:41




 表紙に載っている羽羅(うら)さまと
 佳恋(かれん)さま。

 どちらとも、私の神様的な存在!!
 そして、目指すべき目標の体型!!

 「 羽羅、佳恋、マジやばい… 」

 パラッと、ベリーズのページを
 開ける。

 「 あっ… 」

 羽羅さまと佳恋さまの抱き合っている
 写真がある~。

 「 モデルになりたいなぁ… 」

 でも、私には遠い存在すぎる。

15:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:46:10




 「 そんなの関係ねー!! 」
 by:小島 よしお

 そうだよ、いつも私は全力投球だった
 じゃない!?

 二階を降りて、リビングへと行った。

 「 ママ、話があるの 」
 「 何? 」

 こわい、断られるかもしれない。

 だけど、なりたいって気持ちが
 伝われば…!!

 「 ベリモにならさせて!! 」

 ベリモ募集ページを開けながら、
 土下座をする。

16:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 16:54:34




 おそるおそる上を見ると、ママは
 怪訝そうな顔をしていた。

 やっぱり、無理…なのかな。

 「 いいんじゃない? 」

 その母の一言で、私は天国にいる
 ような気分になる。

 芸能界に入れる喜びと、モデルに
 なってイジめられるか不安。

 まぁ、決まったことだしひたすら
 練習しようっ!!

17:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 18:19:24




 その日から、オーディションに
 向けて練習をするようになった。

 鏡を前に、いろいろなポーズを
 する。

 「 一次審査は…書類かぁ 」

 受かるといいな、と願いつつ、
 書類を書いた。

 そして、郵便局の前にあるポストに
 その書類を入れる。

 受かれますように、受かれますように

 そう、両手を合わせて必死に
 お願いした

18:M I L K(´∀`*)
2015/06/27 20:25:41




 『 銀灯さま

   あなたは、第十回ベリモの
   一次審査に合格しました 』

 郵便受けを見ると、そんな内容の
 手紙が入っていた。

 このときはすごく嬉しくて、跳ね
 上がりそうに。

 「 ママ、受かったよ!! 」

 ママに手紙を見せると、ママも
 笑顔になっていく。

 「 良かったわね、銀灯~!! 」

19:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:21:58




 夢に向かって頑張ったものに成功を
 するって、こんなに嬉しいんだね。

 「 次は、カメラテストよ 」

 ママからそう言われる。
 けど、私は写真のうつり方が
 悪いんだ。

 久しぶりに、オワタと感じた。

 「 ママのことを思い出してね 」

 ママがアドバイスを言ってくれるが、
 右から左へと抜けていく。

 その日から、私はカメラテストに
 備えて練習している。

 パシャ、眩しいフラッシュに耐え
 られず、目をつぶってしまう。

20:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:27:35




 でも、諦めなかった。
 どうしてもなりたいと思った。

 そして迎えた、カメラテスト(審査)。

 順番に呼ばれていく、モデルの
 応募者たち。

 ポーズもすごい華やかで、私には
 かなわなかった。

 「 銀灯さん 」

 名前を呼ばれて、大きな声で返事を
 返した。

 でも、まわりからはクスクスと
 嘲笑いをされる。

 恥ずかしい、場違いだー。

 ても、あれだけ練習をしたんだし。
 練習の成果を発揮しようではないか。

 パシャ、眩しいけど、ちゃんと
 カメラを見て。

 二人だけの空間みたいで、なにも
 恥ずかしくなかった。

21:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:34:24




 そのオーディションから、一週間が
 経った。

 マネージャーからの電話がこず、
 落ちたと覚悟する。

 「 うっ…頑張ったのに 」

 あのときの努力は、全部が無駄?
 涙が、ほほを伝って机に落ちる。

 「 うっうぅ… 」

 頑張ったのに、頑張ったのに…!!

 そのとき、プルル…と電話の音が
 鳴った。

 まさか…!!

 「 はい、銀灯ですが 」
 『 銀灯さん、受かりましたよ 』

 ズル…電話が、手から滑り落ちた。

 床にへと真っ逆さまに落ちていく。

 でも、嬉しさのあまり気がつか
 なかった。

 「 ママー!! 」

22:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:41:07




 ドタバタ、ママが走りながら
 こちらへと走ってくる。

 「 銀灯ちゃん!? 」

 期待に満ちた、ママの瞳ー。

 「 受かった…!! 」
 「 え 」

 もう、ママの声は涙声だった。

 あれだけ頑張ったオーディションに
 受かったってことは。

 とっても、すごいことだよねー!!

 『 そして、銀灯さん。

   明日は、新ベリモの撮影ですので
   遅れずにね 』

 「 はい 」

23:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:49:44



 パシャ、パシャ、フラッシュ音で、
 私は次々にポーズを変える。

 私の他にも新ベニモはあと1人、
 由香ちゃん。

 「「 お疲れ 」」

 声が聞こえる方を向くと、羽羅さまと
 佳恋さま。

 「 あ、ありがとうございます 」

 まだ、緊張することばかりだけど。

 仲間といることで、その緊張は
 ほぐれるんだ。

 「 はい、いえーい!! 」
 「 いえーい!! 」

 全員で声を重ねれば、ほら、仲間だよ。

 銀灯*END

24:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:55:58




 いよいよ、新シリーズがStart
 しました~!!

 新シリーズと言っても、銀灯が
 仲間入りしただけだけど(^^;)

 そして、ついに由香さんも新モと
 して仲間入りします(´∀`人)♪

25:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 18:58:46



 そして、由香さんは第二章にも
 登場します!!

 次のお話も見てくれると嬉しいです!!

 小説に出たい方の応募をしているので
 良かったら応募してね(´∀`)σ□

26:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 19:12:53

 第二章 新キャラの銀灯で
       大盛り上がりですっ!!

 「 すいませ~ん 」
 「 んぁっ!? 」

 目が覚めると、目の前にはなんと
 羽羅と銀灯と由香。

 「 由香ね、そこで寝ちゃうのは
   良くないと思うお 」

 えっ、気付いたら、なんと撮影所の
 公園の土でした。

 「 どうして起こしてくれなか 」
 「 由香ね、佳恋を殴っても
   起きなかったからね 」

 由香は、まつげに指をさした。

 「 んっ? 」

 不思議に思った私は、じぃっと
 自分のまゆげ見ようと一生懸命
 上を見る。

 「 一本だけ抜いたお☆ 」

27:M I L K(´∀`*)
2015/06/28 19:21:44




 「 うぇ~!? 」

 もう、由香はどのように扱って
 いいのか分からない。

 『 由香です、このベリーズを
   盛り上げたいお♪ 』

 パッと見た感じはブリッコだけど、
 憎めないんだよね。
 いがいにもドSだったしさ。

 「 由香のせいじゃないんだから 」

 ぷぅ、とほほをふくらませる由香。

 キュン、私も、こんな女の子に
 なりたかった…!!

 「 由香、先に撮影に行くね♪ 」

28:M I L K(´∀`*)@
2015/06/28 19:34:33



 「 待ってー!! 」
 「 佳恋のことキライなのぉ 」

 でも、そのキライはうそなんだ。
 だって、満面の笑みで私を見てる。

 「 佳恋のこと、キライなのは
   うそだからねぇ 」

 それを言うなら、歩いて言ってよ。
 走っているから、聞き取りずらい。

 「 あ、着いたお 」

 ピタッ…由香は、撮影所を見付けると
 止まった。

 ヤバい、ぶつかってしまうー!!

29:M I L K(´∀`*)@みるく
2015/06/28 21:26:59




 ドンッ、由香にぶつかったと思った。

 けど、サラサラの長い髪で、私は
 違うと確信。

 「 いったぁ、誰よ 」

 その彼女は、私の方を向いた。

 「 あなたね、私にどついたのは。
   あっ、すりむいてる 」

 モデルにとって、傷は付けては
 いけないモノ。

 どうしよう、まさか、この人は
 モデルだったり!?

 「 トゥエルブの新モデルになった
   美咲です 」

 マジかー!!

30:M I L K(´∀`*)@みるく
2015/06/28 21:31:22



 「 これから、優朔と撮影があった
   んだけど 」

 ちらり、と私を虫のように睨む。

 「 責任とってくれる? 」

 嘲笑いながら、不気味な笑顔を見せる。

 「 ごめんなさい 」
 「 無理なんだよね、それが 」

 どうしよう、これがモデル仲間に
 知られたら…!!
 うちの人生、終わっちゃう。

 『 信じられない、リーダーでしょ。
   見損なったよ 』

31:ラキナ@普通っ子
2015/06/29 09:18:29

編集

間違って、あげちゃったお←
[赤]気にしないで[/赤]、小説は続けて!

32:M I L K(´∀`*)@みるく
2015/06/29 16:26:09

>>31
   やめてくれない?
   なんでレスする必要があるの。

   まぁ、いいけど←

33:M I L K(´∀`*)
2015/07/06 17:44:40

>>1・お知らせ

下げてってください。
コメントしたのは重要なことを
編集して知らせるためです。

34:(♡ˊ艸ˋ)♬*ちょこ。
2015/07/06 17:46:48

みるく。私の小説スレではみるくはで続けるよ。いいよね。

35:M I L K(´∀`*)
2015/07/06 17:48:33

ちょこ

別にいやな思いはありません。

36:(♡ˊ艸ˋ)♬*ちょこ。@おてんば
2015/07/06 17:49:15

>>35
たまにはROMでもしてね。

37:レイラ@クーデレ姫
2015/07/06 17:49:41

編集

38:M I L K(´∀`*)
2015/07/06 17:50:11

ちょこ

たまにね

レイラ

なにもないよ-

39:(♡ˊ艸ˋ)♬*ちょこ。@おてんば
2015/07/06 17:50:31

>>38
うん!

40:M I L K(´∀`*)
2015/07/06 17:52:14

[小]…下げてね?[/小]

41:レイラ@クーデレ姫
2015/07/06 17:52:27

>>38
そうなの?

42:M I L K(´∀`*)
2015/07/06 17:53:12

おち

43:(♡ˊ艸ˋ)♬*ちょこ。@おてんば
2015/07/06 17:53:12

>>40
[小]はい![/小]

44:レイラ@クーデレ姫
2015/07/06 17:54:13

>>42
バイバイ👋また会う日まで!