最近また自分の中で読書ブームが来てしまった・・・!
ミシェル・フーコー著「精神疾患と心理学」読破
内容に関してはブログネタに譲るとして、やはり70~80年代のフランス思想の哲学者には感嘆させられる
鮮やかかつ緻密な論理構成、膨大な歴史的知見、鋭い批判的分析などなど
ネット上の表層的情報では到底得られないものがそこにある
AIがこれだけ席巻している時代において、人間とは何かを再構築する作業を迫られている
こういう時代の転換期においてこそ、哲学や人文学は必要とされるべきなんだけど、時代を先取る哲学者みたいなのって現れていないのが残念
AI万能主義に対するカウンターパンチが弱いし、 昔から続く科学懐疑主義の文脈以上のものが出せていないように見える
自分が文系じゃないからこそ、文系の方々にはもっと頑張ってもらいたいと思うんですよ