南雲7 平成から令和へ

526南雲@お人好し
2020-08-18 00:40:30
ID:PBfamily

安倍総理体調不良(らしい)でめちゃくちゃ言われてるけど、

まあコロナ対策でかなりチグハグな面が目立ったのは事実としても、台湾など一部を除けば大成功した国なんてほとんどないし、どの国だって右往左往してる。
経済はどの国でも大打撃。日本の場合、無理やりとはいえアベノミクスで多少とも景気を引っ張り上げてなければ、もっと大きな打撃があったはず。
消費税の10%化は失敗だった。とはいえ、その時はコロナでこんな状態になるなんて誰も予測できなかった。「リーマン級のことが起きなければ増税を実施する」、逆に言えばリーマン級が起きれば延期すると言っていた中で、起きなかったから増税した。そしたら直後にリーマン級をはるかにしのぐ事件が起きた。タイミングが最悪だったけどこれは南海トラフがいつ来るかと同じで事前に察知できない不運。

小泉内閣の長期政権以後、安倍→福田→麻生→鳩山→菅→野田、と1年ごとに総理が変わるので、外国からは「日本とは何か約束しても1年後にはゼロに戻るから何も話ができん」とバカにされていた。それが長期政権でG7でも存在感を示せたし、TPP11をまとめたのはものすごく大きい。今、EU離脱のイギリスが日本重視にシフトしてるのも、EUの代わりにTPPを求めるから。そしてチリが海底ケーブルで中国案よりも日本案を採用したのも、アメリカの「中国を排除しろ」圧力とともに、TPP加盟国としてチリ、ニュージーランド、オーストラリア、日本のラインを重視した面もある。

中国包囲網はもともと安倍(第一次内閣)の構想で、それをトランプが採用したもの。安倍構想がなければトランプもこんな形で対中包囲を作らなかったかもしれないし、作っても「たたき台」がないのでもっと時間がかかった。アメリカを中心とする対中政策の原案を作ったのは第一の功績と言っていい。

…と、安倍を持ち上げてみたが、安倍がどうしてこんなに叩かれるのかというと、欲が強すぎたんだろう。安倍の「終わり方」がひどい状態になることは大体予測できていた。なぜなら、まだ惜しまれていた時期に辞めた小泉と正反対に、引き際を知らなかった。范蠡と文種の違いや、呉起や商鞅の失敗、范雎や張良の成功を見て、さらに小泉の引き際にも学ぶべきだった。
そして、小泉に抜擢された安倍が、自分の後継者を作らなかったのも問題。岸田に期待しても地味すぎて、河野を育てるのは遅すぎた。早くからちゃんと後継者を作って身を引いた小泉は、范雎が蔡沢に譲ったような例をちゃんと見てたんじゃないかな。

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