「国のあり方について意見することでより正しい国になっていく」みたいな民主主義の倫理のスタンスがよくわからなくなってきた
抽象的なたとえとして、100人が100通りに異なる「正しさ」の定義から具体的な政策を提言したあと、もっとも多かった声が自己現実化していくのって、
例えば、投資家の「この企業が正しい」って声の集積が企業の実態に先立って未来の株価を決定づけるのと同じで、ただ予言の自己成就がなされただけというか
「客観的な正しさを根拠に実現した」んじゃなくて、「声の数の多さを根拠に実現した」だけなんじゃないかって感じがする
政治への言論によって政治体制がよりよくなっているんじゃなくて、ただ価値的にはフラットなまま質的内容が変化しているだけで、その都度体制に対する不平を言う人が生まれるだけなんじゃないかと思う
わいが選挙のたびにどこにも投票しないのは虚無主義者だからやなくてただめんどいからやけどな!