日本で新型コロナの感染者と死者が少ないのはやはり不思議。
感染者の少なさは、検査数の少なさで説明できる。しかし、言われてるほど実はめちゃくちゃ多いとするなら、死者だってもっと多いはず。多数の感染者が見逃されているのは間違いないだろうが、そこまで多いのかと考える。
やはり、欧米に比べると感染者自体がずっと少ないのだろう。
その理由は、生活習慣というのは間違いなくあるだろう。もともと直接接触を嫌う国民性とか、マスクの習慣(花粉症が多いのも幸いした?)とか、清潔好きとか。でもそれだけでは説明しきれない気がする。
たとえば、よく言われる満員電車。なぜクラスターにならないのか?電車内ではあまりしゃべらないから?でもつり革でめっちゃ接触してるよね。実はクラスターになってるけど発見されないだけ、ということであれば不自然すぎる。それなら、満員電車があまりない県に比べて、満員電車だらけの東京は、はるかにひどいことになっているはず。満員電車はあまりクラスターになっていないと考えるほうが田舎とのバランスが取れる。
ほんのわずかな接触で感染している例がある一方で、家族内ですら感染しない例もある。感染確率と接触濃度はもちろん高い相関関係にあるが、比例に近いほどの直接的因果関係にはなっていないように思える。つまり、感染確率は、接触の濃度以外に、何らかの変数がかなり大きく作用していると。それは単純に人間の個体差とか、思わぬところの遺伝子が関係していたとかあるかもしれない。
インド・ヨーロッパ系に比べて東洋人のほうが耐性が強い可能性もある。アメリカの調査で人種は無関係みたいな話もあるが、それは衛生環境的な要因をしっかり排除した調査結果なのかどうか。
BCGも無関係だったという調査結果もある。ただ、統計的に有意差が検出されなくても、関係なしとは断定できないし。
安倍さんのやり方が実は正解だったかもという可能性は、外国メディアでは言うけど、日本のメディアは言わない。そのへんいろいろ事情がありそう。PCRはもっと増やすべきだろうけどキャパシティが小さかったものだから、限られた検査数をどれだけ効率的に活用するかで、クラスター集中検査方式になったんだろうけど。
まあ、大勢の感染症専門家が毎日必死に考えても見つからない答えが、私の思いつきで見つかるわけがないけどね。