http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00000076-mai-pol
私は生前退位を制度化する意見
皇室典範を改正すべきだと思うがさしあたり特別法でもいいと思う
ただしその場合はその後速やかに皇室典範の改正を論議すべき
・「天皇の仕事は祈りであり、国民の前で働く必要はない。摂政でいい」
→祭祀も国事行為も天皇の仕事でしょう。摂政を置くなら皇太子を摂政にして全体を任せたほうがまだ整理しやすい。
・「終身在位は残酷な制度。高齢による退位の選択肢を設けるべきだ」
→残酷かどうかはともかく基本的に賛成。
・「前天皇がいると二重権威となり、新天皇が統合の象徴となれない」
→平安時代の上皇みたいに前面に出なければいい。当然元号も変わるし、全部の仕事を新天皇に譲って一皇族になれば二重権威にならない。
・「摂政を置く規定に「高齢」を加え、公務を任せても支障はない」
→それも選択肢のひとつ。大正天皇の前例に高齢を加える。ただ国事行為を天皇でなく摂政がやると権威が落ちてしまう。摂政はあくまで代理でしかない。
・「高齢による退位を認めるべきだ。当面の適用は特別立法が適当」
→皇室典範改正が理想だけど当面ならば賛成できる。
・「退位はかなり困難。与野党の見解が一致するまで見送りが相当」
→何をもって「見解が一致した」と判断するのか不明。まさか衆参両院全会一致という憲法改正発議よりもはるかに高いハードルにする気?
天皇は国民統合の象徴であって、その地位は国民の総意に基づくのだから、実際に退位する条件のひとつに国会の決議が必要だと思う。あと退位後の称号を「上皇」にすると「天皇より上」の印象を与えてしまうので不適当という意見もあるが、退位した人を上皇と称するのは昔からの決まり。他の問題ならともかく、皇室に関することだけは伝統の継承自体に意味がある。言葉のイメージを突いてあれはダメこれはダメという風潮をそのまま皇室に適用すべきではない。