>>523
でんたくは私の古くからのネット友達のO氏と仲いいやろ…。
彼だって就職に不利なの百も承知で音楽の道を選んで、まあ結果的には良い就職したけども、たとえできなかったとしても絶対後悔しなかったはず…。
結局音楽で食っていくことにはならなかったけど、進路選択の時に高校の先生からめちゃくちゃ止められて叩かれて、もしも言うこと聞いて音楽諦めてたらそっちのほうが後悔したはずだよ。彼はそれが分かってたから、危うい道だと承知でも頑固に音楽選んだんだよ。それが結局職業にならなくても彼はその道を微塵も後悔してないはずだ。

私だって、就職に有利な法学部に受かってたのにそれ蹴って作家の道を突っ走った。でも結局、着いたところは作家じゃなくて普通のサラリーマン。だけど作家の道を進んでた時は人生で一番充実してて楽しかった。就職に有利だからで進路選ぶなんて私にはできなかった。親は法学部行けって言ったけど大喧嘩して蹴ったんよ。

でんたくは経営学部に行って満足か？いい人生歩めるってどんな人生か？
私はあの時代が人生に存在するだけで、最高の思い出を持ってるんだよ。あんな時代を持ってるだけで幸せだと思えるんだよ。かなり自己陶酔だったかもしれないけど私の『夢勝負』見てくれただろ…。
私だって、自分の作品が全部ボツになって、ライバルが個展を開いたり映画界デビューした時の苦しみ方は尋常じゃなかったよ。でも執念でその先に進んだ。出版不況、作家で食っていくなんて無理だって分かってからも、意地の意地で、デビューするまで退かなかった。デビューしたから、食っていけない仕事からは心置きなく退却した。

音楽にしても文筆にしても、それで食っていける人なんてほとんどいない。彼も私もそんなことは百も承知で選んだ道だった。絵だって、食っていくことの難しさは同じだと思う。普通、食っていけないよ。

それでも選んだんだから、全力尽くして挑戦するしかないじゃん。面白くなくても無難な人生を選びたかったら経営学部かもしれない。でも絵を選んだんだから、中途半端な気持ちで終わったらそれこそ「経営学部のほうがマシだった」になる。難しくても好きな道を選んだなら、徹底的に頑張って、徹底的に楽しむべき。そしたら、就職にマイナスな道でも後悔はしないよ。