今日も先生に会えなかった、冬休み前最後の授業も休んだため出られず最悪な冬休み前だ。
教室から覗く先生の横顔に胸が鳴いた。
「かわいいなぁ、」
「誰が?」
ふと話しかけられた。
驚いて振り向くと、咲だった。
「はぁー、咲か。」
はぁー?!といいながら、目の前に座る咲。
いいなぁ、咲はかわいいし、頭も良いし。
「あんた。気を付けなよ、先生が好きなんてバレたらこ○されるよ?」
「うん分かってるよ。」
少し強がった。
咲は驚いた顔したあとすぐに、彼氏の愚痴を言い出した。
「そういえば、あんた冬休みどうすんの?」
「んー?分かんない従姉妹ん家行くかも。」
頬杖ついて咲はお土産頼んだよ、なんていってる。
先生はどんな冬休みを過ごすのだろう。
まただ、あの娘。
多分、いいや、絶対。
一年の娘だ
先生と楽しそうに話している。
羨ましい、
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咲side
はぁー、また嫉妬だ。
結華は顔に出やすいから嫉妬や喜びはすぐ顔にでる
きっと今は廊下で女の子と話してる先生を見てるからだろう。
でも、私は知ってる
あの娘が先生の妹であること、
そして、
先生の好きな人は
私の目の前に居る親友
橘結華であることを。
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あの娘side
まただ、あの先輩。
蒼伊兄さんのことが好きなんだろうな、
また蒼伊兄さんを見てるし明らかに私に嫉妬してる
頑張れ。先輩