好きかもしれない

2022/03/05 10:02:09


私、橘結華(タチバナゆか)は恋をするのを諦めて早一年

正味あんまし分かんない。
 
そんな私には推しがいる、

英語の先生で、一年B組の鹿野蒼伊(カノあおい)先生だ。

顔が良くて、優しくて、ボケてもすぐ滑ってるのが可愛い

今日もかわいいなぁと思いながら窓の外を見てた。

「……ーい! おーい!結華!!」

「うわぁ、!びっくりした~、何よ、」


「咲。」 彼女は白井咲(シライさき)
私の大親友である。


「またセンせい?」
「うん」
「はぁー、あんた。好きでしょ?先生のこと」
「うん、ってえ!?!」

思わず大声になった 

「だって、ずうっと先生のこと見てるし、話も先生ばっかりやし」

「え、まじ?でも推しだし…」

「そうやって‼推しって逃げないの」

………

確かに、逃げてる気もする。…


「結華、あんたのことだから先生に恋なんてって思って逃げてるでしょ?」

「…うん。」


これがすきなのか?

確かに今も、廊下で楽しそうに女子と話してる先生にモヤモヤしてる

そっか。




好きなのか。