私、橘結華(タチバナゆか)は恋をするのを諦めて早一年
正味あんまし分かんない。
そんな私には推しがいる、
英語の先生で、一年B組の鹿野蒼伊(カノあおい)先生だ。
顔が良くて、優しくて、ボケてもすぐ滑ってるのが可愛い
今日もかわいいなぁと思いながら窓の外を見てた。
「……ーい! おーい!結華!!」
「うわぁ、!びっくりした~、何よ、」
「咲。」 彼女は白井咲(シライさき)
私の大親友である。
「またセンせい?」
「うん」
「はぁー、あんた。好きでしょ?先生のこと」
「うん、ってえ!?!」
思わず大声になった
「だって、ずうっと先生のこと見てるし、話も先生ばっかりやし」
「え、まじ?でも推しだし…」
「そうやって‼推しって逃げないの」
………
確かに、逃げてる気もする。…
「結華、あんたのことだから先生に恋なんてって思って逃げてるでしょ?」
「…うん。」
これがすきなのか?
確かに今も、廊下で楽しそうに女子と話してる先生にモヤモヤしてる
そっか。
好きなのか。