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2016/06/04 15:38:18

【魔導士】
国を守護する者達であり、三つの人間国にそれぞれの組織がある。
ロイハール王国では階級が存在し、下級、中級、上級と振り分けられ、その中でも下位、中位、上位と分けられている。

【魔導学校】
魔導士を育成する学校。卒業生達は魔導士試験を受け、合格した者だけが魔導士となれる。

                         ◆

ロイハール王国で最も権威のある魔導学校、ヴィンライド魔導学校の生徒寮の一室では雑談が行われていた。
「しかし、この時期に入学って珍しいな、何かあったのか?」
ベッドの上でゴロゴロと本を読みながらタイラは素朴な疑問をジルに投げかけた。
「住んでいた村が襲撃されたらしいよ、魔導士になって自分で稼ぐんだって」
ジルはそう言いながらペンを動かす、書き込んでいるノートには今日の授業の内容と考察がびっしりと書き込まれている。
「というかお前はいつまで勉強してんだよ、自習時間はとっくに終わってるぜ?」
「自習時間にすら勉強しないタイラに言われたくないなぁ」
「俺は天才だから勉強などする必要はあっりませ~ん」
タイラのこの言葉は決して冗談では無い、本当にタイラは天才なのだ。ジルは毎回、同世代の中で二位を維持している。だが、それは勉強好きによる恩恵の膨大な学習時間の賜物だ。しかし、タイラは違う、ジルには勝らないものの自らの才能だけでジルに続いて三位をキープしている。
「でも僕の方が順位は高いぞ」
「はぁ?お前は筆記試験の方でチビチビ稼いでるだけじゃねぇか、実技の点数は俺の方が高い」
「魔法は理論で戦うものだ、いくら魔力があっても応用性が無い、才能には限界がある」
「おっ?今、才能って言ったな?俺が天才だと認めたな?」
はぁ・・・終わりそうにないな。
ジルはそう思いながらため息をつき、話題を変えようとする。
「そろそろ噂の入学生が来る時間だ、部屋ぐらい片付けておいた方が良いんじゃないか?」