http://rci.nanzan-u.ac.jp/ISE/ja/publication/se28/28-06sasaki.pdf
幻想主義(人や行為者が行動して、その成果に責任を負うことは厳密にはできない)っていう責任論の立場の紹介
長いけどばかくそに面白いし、わいが子供のころおもってたことが言語化されてて感動した
ロボットが人間に危害を与えた場合、その行為は出生まで遡及して開発者のもとに責任が下るのに
人間は、産んでくれって頼んだ覚えもないのに出生させられ、しかも出生させられた本人が「生まれた以上眼前に起きたすべての出来事に責任を持て!」みたいな暗黙の規約を課され、違反すると罰則が設けられ、挙句どう行動しようが最後は死ぬの、つらい
人間がほかの存在に対して特権的な地位にいるっていう自惚れた先祖どものツケを子供、孫の世代にまわしていって、絶滅するまで続けるカスのリレー、どこかで打ち止めにするべきや
という反出生主義SFを書きたいんごねぇ……
倫理的なもの、道徳的なものを諦めた先になにかあるかもしれない(道徳全廃主義)という思想の先行論文を探してるけどどこにもない
強いて言えば右派加速主義がその一例なのかも知れんけど
辛かったら学校やめてもいいよ、会社やめてもいいよみたいな競争より逃避を選ぶことを認める最近の寛容志向、数十年後には「辛かったら人生やめてもいいよ」って具合に一般人の安楽死の許容まで進んでたら面白いな